事業の和だけ、
自分の可能性も広がる。
私が初めてりんかい日産建設を知ったのは、大学の研究室のつながりでこの会社を紹介されたことからでした。「幅広く色々なことが学べるよ」と言われ、興味を持ったのです。当時はまだ、りんかい建設と日産建設が合併したばかりのタイミング。港湾事業に強みをもつ企業と土木・建築事業に強みを持つ企業という、それぞれの専門分野を持った企業が手を取ることでどんなことが生まれるのか。非常に広範囲な仕事をしていける企業になりそうだと期待しました。就職活動のタイミングで、自分が何の専門家になるのか決めきってしまわなくてもいい。自分の可能性を広げていける場所なのだと感じていました。
全て完璧にはできないからこそ、
施工管理の力量が問われる。
工事を円滑に進めていくため、現場であらゆることを管理・調整していくのが、施工管理の仕事です。この仕事の中では大切なことは大きく、6つあると言われています。まずは予定通りに、正しいやり方で工事をする「工程」。部分ごと正確性をチェックして「出来形」を意識し、全体が完成すると建造物そのものの「品質」が問われます。たんに質の高いものをつくればいいというわけではなく、働く人がケガをしないように「安全」にも気を配らなければなりませんし、きちんと会社に利益がでるよう「原価」も、そして工事は騒音や振動なども生み出しますから周囲の「環境」への配慮は必須です。こんなにたくさん、大事なことがあると大変そうにみえるでしょうか。もちろんすべてにおいて100点満点をとることは、不可能です。そのときどき、その現場では、何を優先させるか。判断し、バランスをとりながら現場を守っていくことが、私の仕事においては重要なのだと考えています。
不思議とうまくいく現場は、
コミュニケーションが
とれている現場。
6つの要素を大事にしていく上で、どんなときにも大切なことは、現場でのコミュニケーションだと私は考えています。みんなでやるぞ!と士気を高めていけるか。細かなことも連絡し合えるか。これらは本当に小さな声掛けの積み重ね。密なコミュニケーションが普段から行われているかどうかで、現場は大きく変わってくるのです。だから施工管理は建設の技術だけが高くても、ダメ。現場の人を大切にし、丁寧に進めていくことが重要なのではないでしょうか。「齋藤がいるとなんだか現場がうまくまわるんだよなぁ」なんて、現場の人から言われるような、施工管理になっていきたいですね。