建築・建設現場に
テクノロジーを。
メタバースや自動車の自動運転、スマートフォンの高性能化など、皆さんも日常でテクノロジーの目まぐるしい進化を体感されていると思います。もちろん、建築・建設の現場でもそれは同じこと。少し前までは想像もできなかったことが、テクノロジーによって実現可能になってきています。私が所属するプロジェクト推進部 ICT推進グループは、令和2年1月にりんかい日産建設内において新技術を活用すべく誕生した新しい組織。BIM/CIMと呼ばれる3次元モデルやドローンを活用した地形の解析、ARシステム(拡張現実)の導入など、業務の効率化を目指した新技術の実証および導入支援を行うことが、私たちの担う役割です。
分かったのは、
やってみれば案外できること。
大学の専攻は、理工学部交通システム工学科。そこで学んだ最先端技術を活かせることと、もともと好きだった鉄道や飛行場などに携われることから、りんかい日産建設を志望しました。とはいえ、大学で学んだことが今の仕事にそのまま活かせるかというと、それはまた別の問題。私が今の組織に異動したのは昨年の7月からなのですが、初体験の業務が多く毎日が苦戦の連続です。社内でも前例がないことに取り組むという仕事の性質上、仕方のないことなのかもしれませんが自分の知識や経験の少なさに悩むこともありました。ですが今は切り替えて「とりあえずやってみよう!」の精神で、毎日の業務に取り組んでいます。
自分の成長が
チームの成長につながる。
ただ新技術に触れるだけでなく、現場とも密に連携するのが今の仕事の面白いところ。月に3〜4回は現場に赴き、現場担当者たちとディスカッションしながら新技術をどういう風に活用するか、どんな技術が求められているかを模索しています。また3Dモデルを活用すると施工前に現場の問題点を発見できるため、「現場作業がスムーズに進んだよ」と声をかけてもらうこともあります。そんな時は苦労した甲斐があったな、と嬉しくなりますね。チームとしてはまだまだ少人数のため1人1人がやるべきことも多いのですが、その分、私が成長すればチームの社内での価値も高まります。いろいろな技術と知識を吸収して、これからもっと現場に貢献していきたいと思っています。