経営戦略に
欠かせない決算資料。
「経理」と聞くと、皆さんはどんな仕事を想像するでしょうか。たぶん多くの人が「会社のお金を管理する仕事」と答えるのではないでしょうか。もちろん大きく言ってしまうとそれが正解です。現在私が所属する管理本部経理部経理課では、会社全体の会計・税務に関する事項を管理しており、具体的には会計処理の確認や会社所有資産の管理、税金の申告納付などを行っています。そして毎月の業務として、その月にどれだけ損益があったのかをチェックする「月次決算」の資料作成も担っています。この月次決算はいわば会社の成績表。この資料をもとにマネジメント層がこれからの経営戦略を練っていく、経営に切っても切れない大切な資料なのです。
会社経営の管理。
だからこそミスは絶対に許されない。
私は経理の仕事を単なる「お金の管理」とは捉えていません。経理とは、会社経営の管理に関わる業務。つまりお金ではなく、会社の未来を管理しているともいえるのです。また納税に関する業務では、万が一申告漏れなどがあった場合には会社の信用・価値を大きく落としてしまいます。だからこそどんな小さなことでも絶対に金額のズレやミスなどがあってはいけない。目まぐるしく変わる会計基準や税法を日々チェックし、常に自分の知識をアップデートしながら、正確な資料作成が行えるように努めています。当然、まだまだ私も駆け出しの身ですべてを完璧に行えるわけではありません。分からないことは分からないと素直に受け止め、上司や先輩たちの意見を仰ぎながら毎日の業務に取り組んでいます。
経理の立場から、
モノづくりを支えたい。
もともと大学では法律を専攻していたのですが、モノづくり大国日本を支えたいとの想いからメーカーやゼネコンを志望しました。その中でりんかい日産建設を選んだのは、陸上土木・海上土木・建築と幅広いフィールドで人々の生活やインフラを支える企業だったから。入社後、配属先が経理だったことには最初は驚きましたが、今では「こういう会社や現場の支え方もあるんだ」と、その面白さを実感しています。今後の目標は、まだやったことのない法人税関係の業務に取り組むこと。ゼネコンは扱う金額が大きいので法人税関係はもっともハードな業務。ですが、これを経験することで経理担当として大きく成長できるのではないかと感じています。