ENTRY EVENT26年卒向けイベント情報

PEOPLE #01 より安全な構造物の設計には、「想像力」が欠かせない。

土木本部技術部設計課 2020年度入社Y. S.

入社の一番の決め手は、
社員の雰囲気。

造船系の会社からの依頼や公共工事における、海や陸の土木工事の設計に携わっています。受注した工事の設計はもちろん、受注をめざすための技術検討〜提案における設計も、業務のひとつ。また、入社以来ずっと技術開発業務も兼任。二足のわらじ状態で、日々忙しく過ごしています。実は、りんかい日産建設は、大学の卒業研究の共同研究先の企業でした。技術開発業務では、その研究内容を今も継続しているような形です。そのため、学生時代から当社の社員の方々との交流は盛んで、食事会にも何度もご一緒させていただきました。就活では、いくつかインターンにも参加するなど他社も検討。しかし、人の雰囲気が圧倒的によかったので、当社を選んだ次第です。やはりどんな人と働くかは、仕事のしやすさに直結すると思うので、そこは譲れませんでした。研究よりもむしろ、そこが一番の決め手だったかもしれません。

入社の一番の決め手は、社員の雰囲気。

自ら設計した構造物を
目の前で見るという、最高の喜び。

何年か前になりますが、四国のとある港でドルフィンと呼ばれる船舶の係留施設を新設するプロジェクトがありました。本件では、杭基礎の構造設計などを担当。設計を担当してから初めて形になった構造物だったため、とても印象深い案件です。それまでは設計担当者として、設計計算書や図面の作成が完了してお客様に提出する際に、最大の達成感を覚えていました。ただ本件に関しては、別の設計案件で現地を訪れた際に、たまたま実際に使われているところを見ることができたのです。これまで自分が設計した構造物の出来上がった状態を見たことはなかったので、その時間は今までにない喜びを感じることができました。何か月もかけて懸命に考えたものが、今目の前で形になり、安全に使われている。それはもう、言葉にできない感情があふれる感覚でしたね。

自ら設計した構造物を目の前で見るという、最高の喜び。

すべての施工ステップの
安全性を想像してこそ。

「設計は想像力が大事だよ」入社してすぐの頃、研究所の方に言われたこの言葉を、ずっと心に留めて大切にしています。私は最初、設計は最終的に安全な構造物をつくることができればいいと考えていました。でもこれは大間違い。特に大きな構造物の場合は、いくつもの施工ステップを経て建てられます。そのすべての段階が安全にできて初めて「安全な構造物」と言えるのです。だからこそ、施工ステップを想像して不安要素を潰していく。それが設計だよ、という話でした。自分が設計してつくられたものが、とにかく安全に使われるように、こだわりを持って安全な断面を決めていく。これを繰り返すことで、感覚をより研ぎ澄ましていきたいです。想像力。これは私の永遠のテーマとしてこれからも意識していこうと思っています。

すべての施工ステップの安全性を想像してこそ。
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